感謝を忘れない男 それが猛虎の4番・大山 活躍した日でも先輩、後輩、投手陣へのねぎらい必ず

[ 2023年6月4日 06:20 ]

交流戦   阪神6-5ロッテ ( 2023年6月3日    甲子園 )

5月31日の西武戦で、3回無死、川越の打球を弾く大山(撮影・大森 寛明)
Photo By スポニチ

 【記者フリートーク】阪神・大山は常に周囲への感謝を忘れない。それは、自身が目立った日でも変わらない。

 5月31日の西武戦。2点劣勢の7回1死一、三塁で源田が試みたセーフティースクイズを絶妙なバックハンドトスで三塁走者・鈴木を刺した際には「いいトスがいって良かった」とうなずく一方で「3回に失策した。先頭打者だったし、あの場面は西(勇)さんに助けてもらった」と、併殺で危機を切り抜けた先輩にこうべを垂れた。

 後ろの5、6番を打つ佐藤輝、森下が活躍すれば「頼もしい後輩」と称え、決勝打を放った試合で投手陣が零封リレーを果たせば「守って勝てたことでついた勝利打点。感謝しかない」とねぎらう。チーム一丸の戦いの中心に、謙虚な4番がいるから強い。(阪神担当・八木 勇磨)

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2023年6月4日のニュース