西武宮川のウイニングボールを川越が右翼席へ 無事手元に戻り「何か僕らしいな」 124戦目で初先発勝利

[ 2023年6月1日 22:15 ]

交流戦   西武4―2阪神 ( 2023年6月1日    ベルーナD )

<西・神>笑顔でポーズを決める(左から)川越、宮川、柘植 (撮影・白鳥 佳樹)
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 西武・宮川哲投手(27)がプロ4年目、124試合目の登板で初先発初勝利を飾った。記念すべきウイニングボールは9回2死、右飛を捕球した川越が右翼席に投げ入れ、場内は一時騒然に。それでも、ヒーローインタビュー後に手元に戻り「面白かったです。何か僕らしいな」と笑みをこぼした。

 中継ぎ一筋だった19年ドラフト1位右腕はチームの先発駒不足のため、今季のオープン戦から先発転向。いきなり、首位阪神との対決も140キロ後半の直球、パワーカーブを武器に5回5安打1失点。2回は渡辺諒に先制打を浴びたが、なお2死満塁で近本を一ゴロ。3、4回も走者を背負いながら併殺で切り抜けるなど、粘りの投球。「甘く入ったら打たれるし、疲れましたね。毎回走者を出しても、ギリギリ粘れた」と光る汗をぬぐった。

 チームは4連勝した4月19日ソフトバンク戦以来の連勝で12カードぶりの勝ち越しとなった。

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