巨人・山崎伊織「マウンドから凄い風を感じて。本当に…勝てて良かったです」粘投で交流戦初勝利

[ 2023年6月1日 21:54 ]

交流戦   巨人3―2ロッテ ( 2023年6月1日    ZOZOマリン )

<ロ・巨>4勝目を挙げた山崎伊(撮影・西川祐介)
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 巨人の3年目右腕、山崎伊織投手(24)がロッテ戦(ZOZOマリン)で制球に苦しみながらも7回5安打1失点と粘投。自身の交流戦初勝利となる今季4勝目(1敗)をマークした。

 7回で119球を投げたが、3者凡退は一度もなし。3―1で迎えた3回には1死から3連続四球を与えて満塁のピンチを招き、昨季まで同僚だったポランコの犠飛によりノーヒットで1点を失った。

 だが、結局、失点はこれだけ。ZOZOマリン名物の強風に飛球が何度も流され、4回と6回にはいずれも無死二塁のピンチを迎えたが、ともに無失点と粘りに粘って白星をつかんだ。

 試合後、敵地で行われたヒーローインタビューで「本当にランナーばかり出して、テンポもフォアボールが多かったんで悪かったんですけど、何とか本当に粘り強く投げれたのかなと思います」と話し出した山崎伊。

 ピンチの場面については「(捕手の)大城さんに“もっとまっすぐ使っていこう”と本当に強く言っていただけたので、本当に強いボールをゾーンにきょうは後半投げ込めたと思います」と振り返った。

 主砲・岡本和が初回に2点適時二塁打、3回に12号ソロを放って3点先取。「先制点を取ってくれたんで、本当にテンポ良く投げたかったんですけど。本当に粘って粘ってだったと思うんで、次はもっとテンポ良く投げて、もっとこう…リズム良く試合にできるように頑張ります」。慣れないパ・リーグ本拠での交流戦初勝利。「マウンドから凄い風を感じて。初めての球場だったんですけど、本当に…勝てて良かったです」という言葉に、苦労した実感がにじんでいた。

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