杉本正氏 ソフトB・東浜は全員を全力で抑えにいく必要ない チームの柱となる先発投手に必要な“息抜き”

[ 2023年6月1日 07:30 ]

交流戦   ソフトバンク1―7中日 ( 2023年5月31日    ペイペイD )

<ソ・中>7回、村松に適時打を浴びる東浜(撮影・岡田 丈靖)
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 【杉本正 視点】6回を終わって97球だった先発の東浜が、7回につかまった。なぜ、代えなかったのか? そう考える人も多いと思う。千賀不在の今、東浜はチームの中心になるべき投手だ。100球で交代が当たり前ではなく、120球を目指し、続投させることはいい判断。投げるスタミナがつき、それが白星につながる。15勝できる投手だから、ベンチも投げさせているのだと思う。

 一つ注文をつけるならば全員を全力で抑えにいく必要はない。投げ合った中日・涌井は相手のオーダーを見ながら、しっかり息を抜く場所を心得ていた。そういう投球は、チームの柱となる先発投手には必要な要素。東浜は100球を超えても続投させたベンチの意図を理解し、この敗戦を糧にしてもらいたい。(本紙評論家)

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