阪神・青柳 収穫のゴロアウト13個 今年最長の8回投げ「やりたいことがしっかりできた」

[ 2023年6月1日 05:15 ]

ウエスタン・リーグ   阪神7―1中日 ( 2023年5月31日    鳴尾浜 )

<ウエスタン 神・中>試合後、ファンの声援に応える青柳 (撮影・後藤 大輝)
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 阪神・青柳が5月31日のウエスタン・リーグの中日戦で同20日に降格してから初の実戦調整を8回1失点で終えた。「ボールはずっと悪くない。でも、結果が出ないから、何かを変えないといけない」。(1)左打者の内角を攻める(2)カーブ、カットボールを効果的に使うことをテーマに設定。5回7失点だった同19日の広島戦以来、中11日で今年最長の8回を85球で投げきった。

 初回1死から樋口に四球を与えたが、後藤遊直、福田三ゴロで後続を断ち、2回は5球、3回は6球で3者凡退に仕留めるなど本来の打たせて取る投球を展開。7回1死まで無安打に抑え、計13個のゴロアウトを数えた。

 「やりたいことがしっかりできたのは収穫かな、と思う。でも、状態としては、まだまだ。大事なところを投げ切るという点で確率も悪かった」

 7回1死から3連打を浴びて失点。計4安打のうち3安打を献上した左打者やセットポジションからの投球に課題に残した。1軍では7試合で2勝3敗、防御率5・63。当面は2軍調整が続く見通しで、「ここで抑えたところで評価はされない。コースを投げ切るとか、細かいところを詰めていきたい」と1軍で勝てるレベルにこだわった。(鈴木 光)

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