西武・栗山 19年連続弾で虎の進撃止めた!球団3人目「必死にバットを振っただけ」

[ 2023年6月1日 05:30 ]

交流戦   西武4―0阪神 ( 2023年5月31日    ベルーナD )

<西・神>4回、右翼線に本塁打を放った栗山(撮影・岸 良祐)
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 プロ22年目の西武・栗山が渾身(こんしん)の一撃で、9連勝中だった阪神を止めた。今季56打席目で待望の1号ソロ。入団4年目の05年から積み上げたアーチは19年連続となり、球団では20年連続の伊東勤、中村に次ぐ3人目の快挙となった。

 「そんなのやめてくださいよ~」

 報道陣から記録を伝えられると照れくさそうに笑ったが、快音を響かせたのは4回先頭だった。相手先発・西勇の内角スライダーを右翼ポール際に運んだが、わずかに右に切れてファウル。続く3球目も同じ内角スライダーで、またも右翼ポール際へ放つと、今度はポールの内側を通過した。「似たようなコースに来た。必死にバットを振っただけ」。7日以来の先発起用で、チームにとって19日ソフトバンク戦以来の一発を放った。

 長年、打席に立ち続けるために目を大切にしてきた。30歳を迎えた時。1・5あった視力は1・0まで低下した。「ゆくゆくはもっと悪くなる」と先を見据えてコンタクトに初挑戦。「視力さえ合わせておけば動体視力は大丈夫」と今季は通算1000四球に到達など選球眼も健在。9月には40歳を迎えるが、まだまだ視界良好だ。

 チームは11カード連続勝ち越しなしで、主砲・中村は離脱中。同い年の栗山は「おかわりいったろうと思ったけど、おかわりできるあいつは凄いね」と満面に笑みを浮かべた。(福井 亮太)

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