大谷翔平 今季初2打席連発 2試合連続14号&今季最長飛距離の15号 本塁打ランクリーグ単独2位

[ 2023年6月1日 04:12 ]

ア・リーグ   エンゼルスーホワイトソックス ( 2023年5月31日    シカゴ )

この日2本目となる今季15号を右翼席に叩き込んだ大谷(AP)
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 エンゼルス・大谷翔平投手(28)が5月31日(日本時間6月1日)、敵地シカゴでのホワイトソックス戦に「3番・DH」でスタメン出場。第2、3打席で今季初の2打席連続本塁打を放った。

 一振りで仕留めた。まずは2-1の3回1死一塁、ホワイトソックス先発・リンが投じた初球、93・8マイル(約150・9キロ)の高めシンカーを完璧に捉えた。打球は甲高く、乾いた音を残して中堅へと一直線。大きな放物線はそのまま中堅フェンスを越えた。打球速度107マイル(約172・2キロ)、飛距離425フィート(約129・5メートル)、角度30度。今季初の2試合連続本塁打となる14号2ランだった。

 勢いづいたら止まらない。6-1の4回1死二塁、今度は持てるパワーを炸裂させる。フルカウントから93・4マイル(150・3キロ)直球をフルスイング。打球は右翼席上段へとはじけ飛び、右翼手もただ行方を見守るのみだった。打球速度111・8マイル(179・9キロ)、飛距離は今季最長の459フィート(139・9メートル)、打球角度30度と完璧な当たりだった。この2発で本塁打ランクはア・リーグ単独2位に浮上。この時点でランクトップのヤンキース・ジャッジと3本差となった。

 2日続けて好相性の右腕を打ち砕いた。前日の同戦では1―1の4回無死、試合前まで通算20打数6安打2本塁打、打率・300だったジオリトから中越えに5試合ぶりの13号ソロ。打球速度110・2マイル(約177・3キロ)、飛距離は今季3番目の435フィート(約132・6メートル)と完璧な当たりだった。この日の相手は通算127勝を誇るランス・リン。同じく通算18打数8安打1本塁打、打率・444の好相性通りに、確実に捉えた。

 初回にトラウトが通算1600安打となる先制の13号2ランを記録。大谷とトラウトが同じ試合で本塁打を打つ「トラウタニ弾」が記録された試合は通算27度目。今季はこの試合までで4戦4勝と「不敗神話」となっている。

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