加藤哲郎氏といえば、あのフレーズ 「巨人はロッテより弱い」発言の意外なサイドストーリー

[ 2023年6月1日 20:10 ]

加藤哲郎氏(2001年撮影)
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 近鉄などで活躍した元プロ野球選手の加藤哲郎氏(59)が1日までに更新されたYouTubeチャンネル「アスリートアカデミア」にゲスト出演。同氏の「代名詞」ともいうべき「巨人はロッテより弱い」発言の意外なサイドストーリーを語った。

 チャンネルのホストを務める岡崎郁氏とは、1989年の「日本シリーズ」巨人-近鉄で対戦。近鉄が2勝0敗とリードした第3戦に加藤氏は先発し、7回途中まで無失点の好投を見せ、日本一に王手をかける立役者となった。さらに話題となったのは、試合後のヒーローインタビュー。強気な性格も加わって、お立ち台で巨人を「酷評」したことが、「巨人はロッテより弱い」発言として伝わることになった。

 「僕たちは負けて(ロッカーに)下がっていたから、(発言を)聞いてないの。実際、どうだったの?」と岡崎氏から振られた加藤氏は「正直に言うと、当時のパ・リーグの打線はどこも凄かった。僕、本塁打を打つバッターってのは嫌なんですよね。本塁打があまりないジャイアンツ打線は組みやすいっていうのがあって。そういう意味で言ったんです。大したことないっていうのは、ちょっと語弊がありましたけど」と真意を明かした。

 続けて、当時語られなかったエピソードも飛び出した。「あの時ね、VTRを見てもらったら分かるんですけど、(僕が)キョロキョロしてるのは、親父が観に来てたんですよ、東京ドームに。探してて、見つかって、目でこうやって(見つけて)うなずいてるんですよ。だから僕、インタビューのこと、気になってないんですよ」と打ち明けると、岡崎氏も「心ここにあらずだ」と同意。「はよインタビューも終わらへんかな、と思って」集中力を欠いた状態での一言が日本中の話題となり、シリーズの流れまで変え、30年以上経った今も、語り継がれている。

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