巨人・原監督たまらず自らマウンドへ…山崎伊が3回もたず8失点KO 8安打2死球大荒れ 大城卓も交代

[ 2023年4月27日 19:16 ]

セ・リーグ   巨人―阪神 ( 2023年4月27日    甲子園 )

<神・巨> 3回、マウンドに向かい山崎伊(右から2人目)に降板を命じる原監督(撮影・大森 寛明)
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 巨人の3年目右腕・山崎伊織投手(24)が阪神戦(甲子園)で今季2度目の先発登板。8安打2死球という大荒れの内容で3回途中8失点KOされた。

 今季初登板初先発となった19日のDeNA戦(佐賀)で7回4安打1失点と好投して今季初勝利。阪神戦は昨季4試合に登板して1勝1敗、防御率1.83だったが、甲子園での先発は自身初となった。

 だが2回、1死から佐藤輝に死球を与えると、続く井上に左翼線二塁打されて二、三塁。坂本の右適時打で先制を許し、さらに木浪の犠飛で2点目を失った。

 そして、0―2で迎えた3回には先頭・近本に右越え2号ソロを浴びて0―3。ここから中野、ノイジーと3連打され、さらに大山には死球で無死満塁。佐藤輝の二塁への内野安打が適時打となって0―4となると、井上には左翼線へ2点適時二塁打されて0―6と引き離された。

 ベンチから終始厳しい表情で戦況を見ていた原辰徳監督(64)はこの時点で阿波野秀幸投手チーフコーチ(58)に一声かけ、続く坂本を初球で投ゴロに打ち取った瞬間にベンチを出て自らマウンドへ。ここで投手交代となった。

 この時点で山崎伊は6失点。だが、この1死二、三塁という場面で登板した2番手左腕・代木も木浪、近本に適時打2本を許し、山崎伊が残した走者全員に本塁生還を許して計8失点となった。阪神は3回、打者11人で7安打6得点という猛攻だった。なお、原監督は4回から捕手の大城卓もベンチに下げ、21歳の山瀬を送っている。

 山崎伊の投球内容は2回1/3で打者16人に対して53球を投げ、8安打8失点。1三振を奪い、無四球も2死球を与え、直球の最速は149キロだった。

 ▼山崎伊 早くマウンドをおりることになって悔しい。中継ぎ陣に申し訳ない気持ちです。

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