ヤクルト投手陣は「代わりばな」に泣く 2番手・星が逆転3ランを被弾 最後は田口がサヨナラ打を許す

[ 2023年4月27日 23:50 ]

セ・リーグ   ヤクルト6―7DeNA ( 2023年4月27日    横浜 )

<D・ヤ5>10回、サヨナラ打を浴び肩を落とす田口(右、左は村上)(撮影・沢田 明徳)
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 「代わりばな」。投手にとって一番難しい局面で、ヤクルト投手陣が痛打を食らった。

 4点リードの6回に2点を返され、さらに1死一、三塁。ここで2番手で星がマウンドに上がった。

 打席には4番・牧。相手の押せ押せムードをいかに断ち切るか。それが中継ぎ投手に求められる最大の資質だ。敵地で、雰囲気に飲まれないメンタルも必要だろう。しかし星はカウント2ボールと苦しくし、3球目のフォークを痛打される。左翼に逆転3ランを運ばれた。

 前日の試合も1―1の7回、2番手登板の木沢が「代わりばな」で戸柱に決勝3ランを浴びた。

 そしてこの日は延長10回、2死一、二塁のピンチで登板した田口も最初の打者・関根にサヨナラ二塁打を許した。

 試合後、自身も豊富なリリーフ経験がある高津監督は言った。「ベイスターズ打線はチャンスの時に初球からどんどん振ってくる。凄く難しいリリーフの登板になる」

 いけいけで向かってくる打者に対して、真正面からぶつかるのか。いなしてかわすのか。その投手のタイプ、性格にもよるだろう。

 結果的に、DeNA打線の勢いに飲まれる形になった。「真っすぐであれ変化球であれ、ちょっと浮いた球は強くスイングしてくる。そういうのは(DeNA打線は)徹底されている」と高津監督。中継ぎの難しさ、が浮き彫りになった試合だった。

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2023年4月27日のニュース