有明が九州大会初V 昨秋県大会初戦敗退のチームを変えた山下主将の個人面談

[ 2023年4月27日 18:27 ]

第152回九州地区高校野球大会決勝   有明16―3大分舞鶴 ( 2023年4月27日    リブワーク藤崎台 )

<有明・大分舞鶴>優勝が決まり喜ぶ有明ナイン
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 有明が毎回安打と打線が爆発。20安打16得点で圧勝し、初の頂点に立った。4番の小林陽(はる、3年)が4安打8打点の活躍で人生初のサイクル安打を達成するなどけん引。「4番の仕事が出来て良かった」と胸を張った。

 昨秋の県大会は初戦で熊本国府に敗戦。県外のチームに練習試合で勝利するなど手応え十分で臨んだ大会だっただけに、ショックは大きかった。「優勝を先に見ていて1個、1個勝つのを忘れていた」と小林は言う。チームのムードも良くなかったことから山下登阿主将(3年)は同級生と1対1で面談を実施し、長い選手は2時間ほど思いをぶつけ合った。山下主将は「練習の中でも目標を見失っていた。チームがバラバラだった。1対1で話し合って冬の練習に臨もうと思った」と振り返る。効果は抜群だった。

 「自分自身も一人でどうにかしようだったんですけど、寄り添ってくれる、助けてくれる助けてくれる3年生っていうのが、話をしてとても痛感させてられて。この仲間で良かったなと心から思って。話し合いをしたことでお互いが本気でぶつけられられるようになりました」とチームのムードが良くなった。春の県大会はノーシードから、一気に九州王者までたどり着いた。

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