【メッツ千賀と一問一答】5回2失点で初黒星「序盤に球をうまく扱えなかったのが、そのまま出た試合に」

[ 2023年4月27日 12:33 ]

ナショナルズ戦に先発したメッツ・千賀(AP)
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 メッツの千賀滉大投手(30)が26日(日本時間27日)、本拠地ニューヨークでのナショナルズ戦に先発。5回5安打2失点で降板し、メジャー初黒星を喫した。チームも敗れて、4連敗となった。4回まですべて、先頭打者を出塁させる投球ながら、要所で三振を奪うなど、失点は2回の2点だけで耐え抜いた。5回を投げて4四球と制球に課題は残したが、7三振も奪った。苦しみながらも先発投手としての責任投球回はまっとうしたが、勝ち星という結果につなげることはできなかった。登板後の千賀との一問一答は以下の通り。

 ーー球数が多くなった理由は。
 「最初の立ち上がり、ずっとボールをうまく扱えないのが、それがそのままはっきり出た試合になってしまった」

 ーー最後の何回かは上手く投球できたと監督は言っていたが、何かきっかけがあったか。
 「自分のことをしっかりコントロールできるようになったのが、もう後半だけだったので。後半といっても5イニングしか投げていないですけど、とにかくもう少し早い段階からそういうふうになっていかないと、球数はしっかり制限されてるリーグなので。そこはしっかり自分で立ち上がりからそういうふうにやっていきたいと思っています」

 ーー3回の併殺が良くなっていったきっかけだったのか。
 「試合の流れでどうこうっていうより、自分のしっかりとした投球フォームをうまく出せたのが後半。自分の中では後半になってしまったので、本当に最初の方からしっかりコントロールしたいと、また改めてぜひしっかりしないとなと思いました」

 ーーメジャーの打者と日本の打者を比べて、メジャーの打者のフォークの反応は。
 「ベース板に乗ってないボールも多いですし、下に落ちているボールもやっぱり最初の方とか特に少なかったので、それは日本でもこっちでもちゃんと見切られる。マウンド上で焦るとかでもなく、そのフォークだったら見逃せるよなと思いながらマウンドにいる感じです」

 ーーフォークが決まるのは感覚も問題か、試合中に調整はするか。
 「フォークというかすべての球においてしっかり操れる状況じゃないと、フォークもやっぱり良くはこない。とにかくフォークが、ベース板から外れてしまうとどうしても意味のない球になってしまいますし、ただ球数がかさむだけになってしまう。追い込んでからもいつも3―2になるのはそういうところかなと思います」

 ーー前回に比べてカットボールを多く投げていた。
 「とにかくフォークがベース板に乗る回数がとても少なかったので、困っている時にそういう球が増えたのかなっていう印象ですね」

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2023年4月27日のニュース