日本新薬 4番・若林がスカウト11球団の前で値千金タイムリー 公式戦4戦連続打点と好調

[ 2023年4月27日 13:26 ]

社会人野球JABA京都大会   日本新薬6―5日本製鉄東海REX ( 2023年4月27日    わかさスタジアム京都 )

<日本新薬・日本製鉄東海REX>3回に左前適時打を放って右拳を握る若林将平(撮影・河合 洋介)
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 日本新薬が同点の9回に代打・舩曳海の左犠飛で勝ち越して2連勝とした。

 逆転勝利に貢献したのは、プロ注目の強打の外野手・若林将平(23)だ。1―0の3回無死一、三塁でカウント1―1からの低めチェンジアップに反応し、左前適時打を決めた。
 「外野フライでもいいという考えだった。最悪、併殺打でも1点が入る場面。点がほしいところで、結果的に安打になって良かったです」

 同点の9回先頭では三塁へのゴロに全力疾走を見せると、相手の悪送球を誘って出塁。その後、三塁走者として左翼への飛球にスタートを切り、本塁に頭から飛び込んで決勝の生還を果たした。

 初戦だった25日のカナフレックス戦では、公式戦3試合連発となる先制ソロを放った。公式戦4試合連続打点と前回の岡山大会から好調を維持。「調子がいいときは初球から振りにいけている。バットが体の近くから出せるときは、調子がいい状態。今日は少し遠回りしたので、そこは修正したい」と慢心することなく先を見据えた。

 履正社から慶大を経て社会人2年目。NPB11球団のスカウトが視察する前での活躍に、松村聡監督からは「期待をして4番に置いている。春先は調子が上がらなかったけど、彼の経験と努力が結果に出ていると思う。順調に育ってくれています」と称えられた。

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