アスレチックス・藤浪晋太郎 救援転向後、初登板は2回1失点 大谷には左前打許す

[ 2023年4月27日 12:54 ]

ア・リーグ   アスレチックスーエンゼルス ( 2023年4月26日    アナハイム )

<エンゼルス・アスレチックス>試合前、キャッチボールする藤浪(撮影・会津 智海)
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 アスレチックスの藤浪晋太郎(29)が26日(日本時間27日)、敵地アナハイムでのエンゼルス戦に3-8の6回から2番手で登板。救援転向後、初めての登板は2回2安打1失点だった。

 外野ブルペンから小走りでマウンドへ。エンゼルスの1番・ウォードからの上位打線と対峙(たいじ)した。先頭のウォードは直球で押し込み、右飛。しかし2番・トラウトに四球を与えると、大谷には3球目の99・0マイル(約159・2キロ)外角直球を左前へとはじき返された。左翼手の後逸もあり、一走・トラウトが生還。後続を封じ、自責点こそつかなかったが、痛すぎる失点となった。

 7回は先頭のドゥルーリーをスライダー、ウルシェラを直球で空振り三振。2死後、二塁打は許したが、ネトをスプリットで見逃し三振に仕留めて役目を終えた。

 救援転向初日となった25日(同26日)の同戦はブルペン待機も出番なし。チームも3-5で敗れた。この日は試合途中から肩をつくり、出番に備えた。藤浪は同日の試合前に取材に応じ「もちろん先発したいので、悔しいと言いますか、結果が出せていないので仕方ないかなと思いますし。でも、まあ元々、(メジャーに)挑戦しに来ているわけですし、落ち込んでいても仕方ないので。前向いてやるというか、それだけですね」と救援転向を前向きに受け止め、「短いイニングだとより思い切っていけると思いますし。かといって、力まないようにしたいなと思います」と決意を語っていた。

 メジャー移籍1年目の藤浪は開幕ローテーション入り、この試合まで先発で4試合に登板し0勝4敗、防御率14・40。15イニングで15四死球の制球力が課題となっている。

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2023年4月27日のニュース