巨人・原監督「やっぱりそんな甘い世界じゃない」 屈辱的15失点零敗 伊藤将には対策を

[ 2023年4月27日 21:49 ]

セ・リーグ   巨人0―15阪神 ( 2023年4月27日    甲子園 )

<神・巨>8回2死満塁、降板を告げてマウンドに足を運び、今村(左)に声をかける原監督(撮影・北條 貴史)
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 巨人は今季初の4連勝を狙った阪神との伝統の一戦(甲子園)で15失点零敗という歴史的完敗を喫した。

 先発した3年目右腕・山崎伊が3回途中8失点KO。苦しい継投が続くなか、0-9で迎えた8回には4番手左腕・今村が一挙6点を失った。投手陣はいずれも今季最多となる19安打15失点。巨人の15失点以上での零敗は2001年5月1日の中日戦で0―17と敗れて以来22年ぶり2度目の屈辱となった。

 打線も昨季3戦3敗(うち2度完封負け)を喫した左腕・伊藤将に5回1死まで完全投球を許し、結局2安打しか打てずに今季5度目の零敗。過去4度は継投で、一人の投手に完封負けを喫するのは今季初となった。左肩違和感で出遅れ、今季初登板初先発だった伊藤将はプロ通算3度の完封勝利がいずれも巨人戦となった。また、この日の敗戦で3月31日の開幕から9勝13敗の借金4。3試合を残して3・4月の負け越しが早くも決まっている。

 試合後、原辰徳監督(64)との一問一答は以下の通り。

 ――序盤の失点が重かった。

 「そうですね。その、その表現でいいのかなというぐらいだね。やっぱりもう少し大きな汗をかきながら投げ抜くということが大事だと思います。かわそうというようなね。やっぱりそんな甘い世界じゃないと思います。まあ(山崎)伊織はまだまだスタートしたばかりだからね」

 ――打線は伊藤将に苦しめられている。

 「結果的にこういうゲームになったわけですから、そういう意味では反省、対策ということを考えてなくてはいけないでしょうね」

 ――秋広代打。

 「いい感じだったね。まあいい経験でしょう。甲子園で昨日もヒットは打ったしね」

 ――オーダーは相手投手の右左を考慮して。

 「そりゃ全体で戦っているのは特に変わっているわけでもないしね」

 ――明日からカードも変わる。

 「そうそう。非常にいいリズムになってきている訳でね。きょうはこういうゲームになりましたけど。その流れというものはしっかり持った形で戦うということでしょうね」

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2023年4月27日のニュース