駒大・仲井慎がリーグ戦デビュー　5番手で2回1/3を無安打　中畑清OB会長「きょう投げた中で一番」

東都大学野球・第2週第2日   中大10―8駒大 （ 2023年4月27日    神宮 ）

＜中大・駒大＞駒大は7回途中から仲井が登板、9回も無失点に抑えベンチに迎えられる（撮影・篠原岳夫）
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　昨夏、投打にわたる活躍で下関国際（山口）を甲子園準優勝へ導いた駒大の仲井慎投手（1年）が、リーグ戦デビューを果たした。6回途中から2回1/3を無安打と好投し、「強い気持ちで自分のボールをどんどん投げることができた」と、振り返った。

　仲井は8―10と逆転を許した6回2死満塁から5番手としてマウンドへ。相手1番繁永晟内野手（2年）に対して変化球を続けて右飛に打ち取り、追加点を許さなかった。7回以降も最速149キロを計測した直球とスライダーのコンビネーションで凡打の山を築き、「真っすぐも走っていてスライダーでもカウント取ることができた」と胸を張った。

　5点差を逆転され、今季初の勝ち点奪取とはならなかったが、苦しむ投手陣に頼もしいルーキーが加わった。観戦に訪れた中畑清OB会長も「きょう投げたピッチャーの中で一番いい球を投げていた」と称えた。（村井　樹）