日本ハム・万波「カメラ目線打法」さく裂4打点!今季初4番起用応えた

[ 2023年4月27日 06:00 ]

パ・リーグ   日本ハム6-3オリックス ( 2023年4月26日    エスコンF )

<日・オ>3回、適時二塁打を放つ万波(撮影・高橋 茂夫)
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 真剣な表情で一塁側を見つめ、そのまま目線を投手に向ける。日本ハム・万波が今季から実戦するルーティンだが、友人からは「テレビ越しに目線が合っている」と多々連絡があるという。だが本人はいたって真剣。その「カメラ目線打法」がさく裂したのは3回だ。

 連打で迎えた1死一、二塁。相手先発・田嶋の145キロ内角直球を捉えた。打球は三塁線を抜け、左翼ファウルゾーンのボールボーイのイスに直撃。インプレーと判断され、2者が生還する2点二塁打となった。5回には再び1死一、二塁から、リプレーのように左翼線へ2点二塁打。ともに外の誘い球に乗らず、2ボールから内角寄りのカウント球を捉えた。新庄監督も「万波君に(同じ攻めは)通用しない」と、言わしめた。

 昨季はチーム2位の112三振。変化球の見極めが課題で、克服への一助となったのが新打法だった。1度正面を向いて頭の位置を確認。そのまま投手方向を見ることで頭のブレをなくし、より変化球の見極めが可能となった。

 22日に清宮が左腹斜筋損傷で離脱し、この日は野村が今季初のベンチスタート。今季初の4番起用に応えた万波は言う。「本州に比べ、(北海道は)桜の開花も遅かったので、僕らも開花できれば」。満開となった時、中心にいるのは万波だ。(清藤 駿太)

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2023年4月27日のニュース