巨人 伝統の一戦で“赤っ恥”15失点零敗 山崎伊3回もたず8失点KO Gキラー伊藤将またも打てず

[ 2023年4月27日 21:05 ]

セ・リーグ   巨人0―15阪神 ( 2023年4月27日    甲子園 )

<神・巨>8回2死満塁、降板を告げてマウンドに足を運び、今村(左)に声をかける原監督(撮影・北條 貴史)
Photo By スポニチ

 巨人は今季初の4連勝を狙った阪神戦(甲子園)で投打とも精彩を欠き、伝統の一戦で15失点零敗という歴史的完敗を喫した。

 投手陣がいずれも今季最多となる19安打15失点。巨人の15失点以上での零敗は2001年5月1日の中日戦(東京D)に0―17で敗れて以来22年ぶり2度目の屈辱となった。

 零敗は今季22試合目で早くも5度目。過去4度は継投で、一人の投手に完封負けを喫するのは今季初となった。また、この日の敗戦で3月31日の開幕から9勝13敗の借金4。3試合を残して3・4月の負け越しが早くも決まった。

 前回登板した19日のDeNA戦(佐賀)で7回4安打1失点と好投して今季初登板初先発初勝利を飾っていた3年目右腕・山崎伊が誤算だった。2回に2点先制を許すと、3回には近本の2号ソロなどで一挙6失点。8安打2死球と大荒れの内容で3回途中8失点KOされ、その後の継投も苦しくなって失点を重ねた。0―9で迎えた8回には4番手左腕・今村が6失点で1イニングを投げ切ることができなかった。

 打線も昨季対戦で3戦3敗(うち2度完封負け)を喫していた相手先発左腕・伊藤将に5回1死まで完全投球を許し、結局、わずか2安打で零敗となった。左肩違和感で出遅れ、今季初登板初先発だった伊藤将はプロ3度の完封勝利がいずれも巨人戦となった。

 なお、巨人の阪神戦2安打以下の零敗は2021年10月14日(東京D)に1安打で0―3敗戦を喫して以来、甲子園では15年5月20日に2安打で0―1敗戦を喫して以来となっている。
 

続きを表示

この記事のフォト

2023年4月27日のニュース