福岡大　春6連覇へ牛島が9回1失点完投「今年は自分が引っ張るという気持ち」

九州六大学野球春季リーグ   福岡大3―1久留米大 （ 2023年4月16日    久留米 ）

＜福岡大・久留米大＞9回完投の牛島
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　春季リーグが開幕した。新型コロナウイルスの影響で中止になった2020年を挟み春季リーグ5連覇中の福岡大が久留米大に3―1で勝利した。

　昨秋に続いて開幕投手を任された最速141キロ左腕の牛島幹貴投手（4年）が先発し、9回8安打1失点で完投した。直球は130キロ台中盤だったが、「チェンジアップを要所、要所で決められていた。そこが良かった」と走者を出しても粘り強い投球が光った。

　牛島は昨春の全日本大学選手権の準々決勝の上武大戦で中継ぎ登板したが、適時打を打たれるなど苦しい投球でチームは敗れた。「その借りを（全国で）返したい」という思いは強い。冬場は筋力トレーニングに励み体幹を強化。抜け球が減るなど手応えを投球につなげた。

　チームはエースの村上幸人（東京ガス）、木下里都（KMGホールディングス）、西山大成（大福ロジスティクス）らが抜け世代交代。最上級生の牛島にかかる期待は大きい。「今年は自分が引っ張るという気持ちでやりたい。個人としては5勝。全勝優勝したい」と頼もしかった。