滝川二・服部大輔新監督が公式戦初采配で勝利　平安高時代に甲子園でダルビッシュと死闘

春季高校野球 　兵庫大会2回戦   滝川二10―3上郡 （ 2023年4月16日    G7スタジアム神戸 ）

＜滝川二・上郡＞滝川二・服部大輔監督　（撮影・須田　麻祐子）
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　4月1日付で就任した滝川二の服部大輔監督（36）が初采配を白星で飾った。

　「緊張しました。ちょっと焦りましたね」

　今秋ドラフト上位候補のエース・坂井陽翔（3年）を温存しての2点差逆転勝利に胸をなで下ろした。

　前監督は選手らに暴言を吐いたなどとして、昨年9月に解任された。服部氏は会社員として働きながら母校の龍谷大平安でボランティアでコーチをしていたが、恩師の原田英彦監督に相談の上、滝川二を運営する学校法人瀧川学園の瀧川稔朗理事長に直筆の手紙を送付。熱意が伝わり、今回の就任に至った。

　2003年夏の甲子園では東北高のダルビッシュ（現パドレス）と延長11回まで投げ合い0―1でサヨナラ負け。3月のWBCで優勝した右腕と現在は親交はないというが「こっちも頑張ってるよ（と伝えたい）」と、にこやかだった。