日本新薬 土壇場逆転星「後半勝負だと…」近大出身左腕・久保救うべく先輩一丸

[ 2023年4月16日 21:15 ]

社会人野球JABA岡山大会   日本新薬5―3シティライト岡山 ( 2023年4月16日    倉敷マスカットスタジアム )

<シティライト岡山・日本新薬>9回、決勝打を放つ日本新薬・武田登生(撮影・河合 洋介)
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 日本新薬が土壇場から劇的な逆転勝利を挙げた。

 0―3の9回にドラマが待っていた。先頭からの連打で無死一、三塁とすると、7番・下小牧淳也が左翼線への2点二塁打を放って1点差に接近。さらに9番・舩曳海の右前打で同点に追いついた。

 そして1死二、三塁から2番・武田登生が中前への2点打を放って勝ち越しに成功した。8回まで4安打だった打線が一挙5得点で逆転に成功し、殊勲の武田は「犠牲フライでもいいと思い、狙うゾーンを上げていた。後半勝負だと思っていたので、雰囲気も沈むことなく臨むことができていた」と胸を張った。

 最速151キロ左腕・久保玲司が公式戦初登板初先発を果たした一戦だった。久保は初回に先制2ランを被弾するなど2回2/3、2失点に終わり、「いただいたチャンスに応えられずに悔しい」と唇をかんだ。

 大学時代は近大のエースとして、リーグ戦通算8勝。昨年ドラフト会議での指名漏れを経て、社会人野球の名門に入社した。デビュー戦はほろ苦い結果に終わったものの、「2年後のプロ入りを目指して、レベルを上げていきたいです」と決意を新たにした。

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2023年4月16日のニュース