21年ぶり出場の上郡、3月まで大学生の大牧拓登監督が指揮「もっと飛躍してくれたら」滝川二に逆転負けも

[ 2023年4月16日 17:52 ]

春季高校野球兵庫大会2回戦   上郡3―10滝川二 ( 2023年4月16日    G7スタジアム神戸 )

<滝川二・上郡>2回、先制し、ガッツポーズする上郡・大牧拓登監督(中央)(撮影・須田 麻祐子)
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 上郡は地区大会を勝ち抜き21年ぶりの県大会出場となったが、滝川二に逆転負けした。2年生のエース・小野太勢が好投し、3回までは2―0。4回に失策絡みで同点とされると、4回は3安打に2死球や暴投などで4失点。6回と8回は失策が失点に絡み、コールド負けとなった。大牧拓登監督(22)は「最後は地力の差というか、スタミナが切れてしまったかな」と完投した右腕をねぎらった。

 新監督は3月まで鳴門教育大の学生で、新人教師でもある。赴任先が上郡に決まってから野球部監督を務めることも決まり、地区大会の決勝を指揮しただけで県大会の采配を振る幸運を得た。得点した場面では選手と一緒に喜びを表現するなど、距離感の近さを感じさせた。

 就任して間もないが、選手たちの可能性を感じている。

 「持っている素質だけで勝ってきたところがあるので、基礎を大事にしてほしい。もっと飛躍してくれたらと思います」

 野球部監督として、新人教師として、一緒に成長していく。

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2023年4月16日のニュース