巨人・原監督 2回5失点KOの赤星は「少し矯正、調整」へ 19歳・代木を“見習え”

[ 2023年4月16日 18:47 ]

セ・リーグ   巨人5―7中日 ( 2023年4月16日    バンテリンD )

<中・巨>9回、中日に敗れまたしても最下位転落となり、ガックリの原監督(中)(撮影・椎名 航)
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 巨人が中日との“直接対決”に敗れ、4カード連続負け越し。再び単独最下位に転落した。5勝10敗で借金5。開幕15試合で10敗に到達するのは2018年に続いて2リーグ制後の球団ワーストタイで、リーグ最速の10敗到達は1947年、75年、2004年、18年以来5年ぶり5度目となった。

 今季初勝利を目指して先発した2年目右腕・赤星が初回に4点先制されるなど2回7安打5失点KO。打線は4点を追う2回に今季初スタメンのウォーカーが1号2ラン、3点を追う5回に中山が2点適時二塁打と反撃したが、追い上げた直後に投手陣が失点とかみ合わず。2点を追う8回には2死走者なしから中田翔の安打と丸、代打・長野の連続四球で満塁としたが大城卓が空振り三振に倒れて得点にはつながらず、9回は相手守護神マルティネスに3者凡退に打ち取られた。

 試合後、原辰徳監督(64)との一問一答は以下の通り。

 ――赤星は初回の4点が。

 「ね。ちょっとやっぱ重いね」

 ――2回も。

 「まあ、そうですね。まあ、粘っこく攻撃していったけどね」

 ――代木。

 「代木よく頑張ったと思うね。堂々とね。あのぐらいのなんというか、立ち姿で、赤星にも放ってほしいね。力は当然赤星のほうがあるでしょうけどね。やっぱりそういうものを見せないというかね。代木はね。そういう点は今日は非常にいいピッチングしたと思いますよ」

 ――打撃でも。

 「(笑って)大したもんだね」

 ――ウォーカー。

 「ね。本当に良かったと思いますね。守備も積極的になってきてますしね。いいですね」

 ―中山も連日いいアピール。

 「ねえ!大したもんだよね」

 ――打線全体のつながりっていうところでは。

 「徐々にというね。ね、ちょっとこう。1番の軸のところはつながってないというところがあるんでしょうけどね。でも、だいぶ固める側は良くなってきたと思いますよ」

 ――坂本を途中で変えたのも、つながりを。

 「全体的なことを考えてですね」

 ――特にコンディションとかではなく?

 「コンディションはいいとは言えないだろうね、しかし(笑い)。コンディションがあれでいいと言ったら、彼は怒るよ(笑い)」

 ――赤星は2試合連続でまた5回もたず。

 「そうですね。少し矯正、調整というものになるでしょうね。ええ、ピッチングコーチが最終的には決めるでしょうけどね。まあまあ、うちもなんていうか、虎視眈々と狙っているスターターがいるわけですからね。そこは考えると思いますよ。やっぱりこうなんとなく自信なさげに放ってるっていうのがね。やっぱりスタータ―ピッチャーというのはやっぱり自分が投げて、このボールを投げなきゃ野球は始まんねんだぞっていうぐらいの図々しさがないとね。そこが彼は非常にこう、とても性格のいい、素晴らしい青年ではあるけれども。やっぱり何かこう何かが必要でしょうね」

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