巨人・山崎伊織「そういうボールを投げられるときは余裕がある」 スローカーブも見せて5勝目

[ 2022年9月7日 22:55 ]

セ・リーグ   巨人18―3DeNA ( 2022年9月7日    東京D )

<巨・D18>力投する山崎伊(撮影・光山 貴大) 
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 巨人の2年目右腕、山崎伊織投手(23)がDeNA戦(東京D)で7回4安打1失点と好投し、8月11日の中日戦(バンテリンD)以来3試合ぶりとなるプロ5勝目(4敗)をマークした。

 試合後、山崎伊との一問一答は以下の通り。

 ――打線の大量援護を受けた。

 「たくさん点を取っていただけることはうれしいので、その中でしっかり集中力を持ってやりました」

 ――ヒーローインタビューで小林と入念に打ち合わせた、と。

 「自分の今、調子がいいボールを伝えたり、テンポよくやっていこうと。そのへんを打ち合わせました」

 ――序盤はカットボール主体。その後はシュートを含めて変化球を増やした。

 「右バッターが多いので、カットボールが自分の中では自信のあるボールなので、ちょっと多めに使っていこうと(小林)誠司さんと話しました」

 ――スローカーブを織り交ぜたのも小林と話した上で。

 「あれは前の試合で、スライダーのサインで、ちょっとずつゆっくり放って緩急をつけようと思って投げ始めたら、阪神のときですね、初めて投げたのは。桑田コーチも“ああいうボールはあってもいいと思うよ”という話で、サインもつくって、ちょっとずつ放っています」

 ――精度は徐々に上げていく。

 「いや、まあ、すごく難しいんですけど」

 ――緩急を使うことで投球の幅が広がりそうか。

 「やっぱり、そういうボールを投げられるときは余裕があるときなので、試合の中でも余裕を持っていけました」

 ――7回、89球で交代。桑田コーチによる球数の管理もあった?

 「桑田コーチの指示ですね」

 ――もう少し投げたいという思いも?

 「自分の中では、もうちょっと投げたかったんですけど、後ろ(のイニング)にかけてランナーを出してというのが増えていたので。宮崎さんのホームランとかも試合の中で簡単にいってしまったので、そこを反省して次に生かします」

 ――前半戦と比べて安定した投球が続く。ヒーローでは慣れてきたと言っていたが、慣れによって何が変わったか。

 「開幕したときは指先の感覚とか、ボール自体も全然自分が投げている感じがしなくて、それでも抑えないといけなくって、その時に桑田コーチとキャンプからやってきた制球だったり、そういうのを前半戦でしっかり意識して投げてきた分、少しずつなじんで、少しずつ思い通り、少しずつだけど自分の思っているボールが増えてきているので、前半戦で意識して投げてきたところが、凄くつながっていると思う」

 ――開幕前に今季の目標は1軍の戦力になりたい、だった。ここまでは。

 「今年はシーズンが始まったときは本当にしんどかったので、自分でも。だから本当にいつも守備の皆さん、野手の皆さんに助けてもらいながらなんですけど、少しずつ、少しずつですけど本当に投げられているので、次は中継ぎの人の負担も考えながら、先発として。長いイニングを投げられていけるように頑張ります」

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