元東洋大野球部監督・高橋昭雄氏死去 最多542勝の名将 達川、松沼兄弟ら多数の名選手育てる

[ 2022年9月7日 23:33 ]

高橋昭雄さん
Photo By スポニチ

 東洋大元野球部監督の高橋昭雄(たかはし・あきお)氏が7日午後7時38分、敗血症のため、群馬大医学部付属病院で死去した。74歳。埼玉県出身。8日、同大が発表した。

 通夜は11日午後6時、葬儀・告別式は12日午前11時から、いずれも群馬県前橋市天川大島町1035-7、前橋メモリードホールで。喪主は妻初江(はつえ)さん。

 埼玉出身の高橋氏は大宮工を経て、東洋大で捕手として活躍。日産自動車入社後、1年で退社して23歳で東洋大監督に就任した。46年間の監督生活では東都大学リーグ1部で通算18度優勝。1部最多の542勝を積み上げ、全日本大学選手権4度、明治神宮大会も2度制覇。2008年にはリーグ戦、全日本大学選手権、明治神宮大会の4冠を達成。17年には春秋連覇を果たし、明治神宮大会に出場。同年限りで勇退した。1986年日米大学野球選手権、2004年世界大学野球選手権の大学日本代表監督も務めた。

 多くの選手を社会人、プロ、指導者として育成、指導した。主な教え子に、達川光男、松沼博久、雅之兄弟、大野久、仁村徹、清水隆行、今岡真訪、桧山進次郎、大場翔太ら。現役では大野奨太(中日)、鈴木大地(楽天)、原樹理(ヤクルト)ら。アマ球界では、森士(元浦和学院監督)、福田治男(元桐生第一監督、現利根商監督)、杉本泰彦(現東洋大監督)、谷口英規(現上武大監督)、中島彰一(現日本製鉄鹿島監督)、岡﨑淳二(現鷺宮製作所監督)ら。=以上順不同、敬称略

続きを表示

この記事のフォト

2022年9月7日のニュース