メッツ守護神・ディアス プエルトリコ代表でWBC出場 今季ここまで29セーブ

[ 2022年9月7日 08:23 ]

メッツのディアス(AP)
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 メッツの守護神エドウィン・ディアス投手が来年3月に行われるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)のプエルトリコ代表として出場することが決まった。6日(日本時間7日)、MLB公式ツイッターが伝えた。

 28歳のディアスはメジャー通算202セーブ。2018年にマリナーズで57セーブを挙げてセーブ王になったあと、翌年にはメッツに移籍し、今季も53試合で3勝1敗29セーブ、防御率1.52という好成績を残してきた。

 2018年、2022年にはオールスター選出。最近はトランペットがフューチャーされたテーマ曲「Narco」が本拠地シティフィールドに流れると、地元ファンから大歓声で迎えられる人気者になっている。マリナーズ時代には大谷翔平(28)選手を4打数4三振と完璧に抑えており、WBCでの再対決が実現すれば注目を集めそうだ。

 同じく6日、レッドソックスのエンリケ・ヘルナンデス選手もプエルトリコ代表の一員としてWBC出場するとボストンの地元記者が伝えた。“キケ”の愛称で親しまれるヘルナンデスは今季は故障が多く、打率.219、6本塁打、37打点。ただ、昨季プレーオフでは11試合で打率.408、5本塁打と大暴れしたのは記憶に新しい。

 また1日(同2日)には、前回大会はアメリカ代表の優勝に貢献したマーカス・ストローマン投手(カブス)が来春はプエルトリコ代表でWBCに参加すると発表されている。母親がプエルトリコ人のストローマンは2017年の決勝で先発し、プエルトリコを6回無失点に抑えてMVPに輝いていた。

 その他、まだWBC出場表明はしていないが、プエルトリコには他にもフランシスコ・リンドア(メッツ)、カルロス・コレア(ツインズ)、ハビエル・バエス(タイガース)、ホセ・ベリオス(ブルージェイズ)といった好選手たちがいる。マイク・トラウト(エンゼルス)、ムーキー・ベッツ(ドジャース)、ブライス・ハーパー(フィリーズ)らのMVP経験者が出場を決めたアメリカ代表が話題を呼んでいるが、プエルトリコも強力なチームを送り込んで来る可能性がありそうだ。

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2022年9月7日のニュース