巨人・吉川尚輝がプロ初1試合5安打も「本当にたまたま打てただけ」 漆黒ユニ2戦連発「あすも着れる」

[ 2022年9月7日 22:36 ]

セ・リーグ   巨人18―3DeNA ( 2022年9月7日    東京D )

<巨・D>2回、ソロを放つ吉川尚(撮影・光山 貴大) 
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 巨人の吉川尚輝内野手(27)がDeNA戦(東京D)でプロ6年目にして初となる1試合5安打をマーク。チームの今季最多23安打での18点爆勝に大きく貢献した。

 「7番・二塁」で先発出場。まずは2回の第1打席だ。相手先発左腕・浜口がカウント2―2から投じた5球目、真ん中付近にきたチェンジアップを叩くと、打球は右中間スタンドに吸い込まれた。吉川は前日6日の同戦でも先発左腕・今永から6号ソロを放っており、2020年7月24日から26日のヤクルト戦(神宮)で3戦連発して以来2年ぶり2度目の2戦連発。これで今季7本塁打目だが、DeNA戦ではカード別最多の4本目と相性の良さを見せつけた。

 すると、これ以降、吉川のバットは快音を残し続けた。第2打席で中前打を放つと、第3打席は左中間フェンス直撃の二塁打。これで、あとは三塁打が出ればサイクル安打…というところまでやってきた。第4打席は右前打、第5打席も右前打でサイクル安打達成はならなかったが、自身初の1試合5安打で1打点。良く似合うと評判の漆黒ユニホーム姿でお立ち台に上がった。

 それでも「本当にたまたま打てただけなので。チームが勝ってうれしいです」と謙虚な第一声。サイクル安打については「そうっすね…はい…」と少し残念そうな表情も浮かべたが「もう必死で、はい。打ってました!」と苦笑いした。5安打については重ねて「ホント…たまたまなんで、はい」とし、「あすもヒット打てるように頑張りたいと思います」と謙虚な言葉を並べ続けた。

 漆黒ユニホームになってから2戦連発で「あすも着れるので一生懸命頑張りたいと思います」と吉川。大の仲良しとして知られるウォーカー、ポランコと一緒に上がったお立ち台で「普段から仲良くさせてもらっているんで、本当に僕もうれしい気持ちになりました」とチームメート思いのところも見せていた。

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