楽天・西川が移籍後初本塁打「今日、来たファンはラッキー」 岸も感謝「一番大きかった」

[ 2022年4月6日 17:47 ]

パ・リーグ   楽天7-2西武 ( 2022年4月6日    楽天生命 )

<楽・西2>試合中止明けで2連勝の楽天(撮影・篠原岳夫)
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 楽天は6日の西武戦(楽天生命パーク)に勝利を収め、連勝で貯金を今季最多の4とした。

 新戦力が試合の流れを一変させた。5回、先発・岸が2死から二者連続本塁打を浴びて1点差に迫られた直後、西川が渾身の一打を繰り出した。「岸さんが珍しく二者連続で打たれたので、これは塁に出ないといけないと」。西武先発・松本の144キロ直球を強振すると、打球は大きな弧を描いて右翼席へと飛び込む移籍後初本塁打となった。岸も「遥輝のホームランが一番大きかった」と認める勝敗の分岐点だった。

 勝利後のお立ち台では“西川節”が全開だった。12年目で通算55本目の本塁打。「そんな多くホームラン打てるバッターじゃないと思うので今日、来たファンはラッキーです」と笑う。「普段からお世話になっている」と感謝する先輩右腕への貴重な援護点についても「僕よりもたくさんお金持っていますし、何も恩返しできないんですけど、こういう形で恩返しできてよかったです」と淡々と話し、観客からの大きな拍手を受けた。

 チームは新型コロナウイルス感染症の陽性判定者が続出し、大きく戦力を落としている。それでも前日5日からの試合再開後、投打がかみ合っての連勝で今後への弾みをつけた。岸は7回4安打2失点で今季初勝利。西川は移籍後初本塁打。実力者たちがチームの窮地で確実に調子を上げてきた。

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