日本ハム新庄監督、初サヨナラ勝ちも「選手に聞いてあげて」 北山の初勝利球を自ら回収して手渡す

[ 2022年4月6日 22:09 ]

パ・リーグ   日本ハム3―2ロッテ ( 2022年4月6日    札幌D )

<日・ロ>9回無死一、三塁から宇佐見のサヨナラ打に喜ぶ新庄監督(撮影・長久保 豊)
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 日本ハムは6日、ロッテと本拠・札幌ドームで対戦。9回に宇佐見が左前へサヨナラ打を放ち、3─2で勝利。新庄監督にとって初のサヨナラ勝ちで、連敗を4で止めた。

 2─2で迎えた9回無死一、三塁。宇佐見が、ロッテ5番手の広畑から放った打球は左翼ライン際へフラフラと上がる。左翼手の高部は捕球をするか、犠飛を警戒して見送ってファウルにするか迷ったような動きで、ボールはフェアグラウンドに落ち、三塁走者が生還した。

 新庄監督は歓喜のガッツポーズを繰り返し、ロッテベンチの方へ歩を進め、北山の初勝利の記念球を回収した。試合後は「選手に聞いてあげて」とだけ話し、報道陣への対応はなかった。

 2─0と2点リードで迎えた7回。6回まで2安打無失点と好投していた先発の加藤がピンチを招いた。先頭から四球、中前打で無死一、三塁。しかし、レアードを空振り三振、さらに山口航を見逃し三振と右打者2人を打ち取って2死とした。しかし、ここで新庄監督は2番手の杉浦にスイッチ。同じ右打者の岡でこの日は加藤から2打席2三振だったが、交代した。これが裏目。初球が暴投となって1点差。さらに、四球で歩かせて2死一、二塁からエチェバリアに右前打され、同点に追いつかれた。

 継投が裏目に出て嫌なムードが漂ったが、8回を堀、9回を北山が締め、劇勝につなげた。一丸となってつかんだ勝利だった。

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