「サンキュー！です」　ソフトB・尾形、緊急登板でプロ初勝利　記念球は両親に「絶対喜びます」

パ・リーグ   ソフトバンク6ー3オリックス （ 2022年4月5日    ペイペイD ）

＜ソ・オ＞お立ち台でファンに向かってウイニングボールを見せる尾形（撮影・岡田　丈靖）　　
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　育成出身のプロ5年目、ソフトバンク・尾形が通算10試合目でうれしいプロ初勝利を挙げた。緊張気味に初のお立ち台に上がった右腕は背番号「39」にちなんで「サンキュー！です」と絶叫。ウイニングボールを握った右腕を突き上げた。

　先発の石川が1回2失点で降板し、2回に今季初登板した。スクランブルに近い出陣にも「しっかり準備はできていました」と胸を張った。2四球などで2死満塁のピンチを招くも踏ん張った。バレラをスライダーで一ゴロに斬り無失点で切り抜けると、直後の攻撃で三森がプロ1号の逆転3ラン。3回も続投し、2回1安打無失点で8投手による継投の流れをつくった。

　「三森さんが打ってくれて、凄く気持ちが楽になりました」と援護に感謝。記念のボールは「両親に渡したい。絶対喜びます」とはにかんだ。（水口　隆博）