落合博満氏 「高校卒業してすぐ即戦力、松坂以来じゃない?」と絶賛の投手 新人選手の扱い方とは

[ 2022年4月6日 17:15 ]

落合博満氏
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 現役時代に三冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(68)が6日、YouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。昨季9勝を挙げたヤクルトの奥川恭伸投手(20)について語った。

 「高校卒業してすぐ即戦力になるっていうのは最近では松坂(大輔)以来じゃないかな?」と、平成の怪物の名を引き合いに逸材ぶりを表現。

 ルーキーの扱いについては「投げられるんだったら投げさせるっていうのは素人だと思う。無理して故障させたり、潰したりしてしまったりっていうことはしないんだと思う。新人で入ってくる投手、野手問わず、1年目っていうのはすぐ使えるのか使えないのか」と見極めるべきとし、「社会人上がり、大学卒業だから即戦力ですぐ使えるだろうって思いがちなんだけどそう簡単には行かないのがプロの世界」と述べた。

 さらに、もし自身が監督としてドラフトに臨んで奥川とロッテの佐々木朗がどちらもテーブルにいたらどうする?と聞かれると「あ~これは…難しい質問だね」としばし沈黙。「どっちを選ぶかと言われたら両方選びたいよね。どっちも身長あるんだよね。で、タイプが違う。佐々木は力で押してくるタイプ。奥川はコントロールでゲームを作っていくタイプ」と悩まし気に考えをめぐらせた。

 奥川について「日本シリーズでああいうピッチングもしてるから期待はしたいんだけども、投手は期待を裏切るケースがあるから。ちょっとでも違和感あったら投げられないのが投手だから、それが野手と違うところ。それが出てこないように各首脳陣は祈ってるんじゃない。先発の枠に入れたいんだけど、入れていいのかっていう風に迷ってると思う」と首脳陣の心境を代弁した。

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2022年4月6日のニュース