日本ハムに希望の光 野村が1軍合流即マルチ 内野安打2本に「反省していきたい」

[ 2022年4月6日 05:30 ]

パ・リーグ   日本ハム0-2ロッテ ( 2022年4月5日    札幌D )

<日・ロ>2回、内野安打を放つ野村(撮影・高橋 茂夫)
Photo By スポニチ

 低迷する日本ハム打線の中で希望の光となるべく、野村が帰ってきた。春季キャンプ中に左足首捻挫で離脱したが、この日1軍昇格すると即「6番・三塁」で今季初出場。「最初はやっぱり緊張はあった」としたが、2、7回といずれも遊撃への内野安打を放ち、故障箇所の不安を感じさせない激走も見せて2度の満塁機を演出した。

 野村は野手陣で唯一の複数安打を記録するなど奮闘したが、打線がつながらずに復帰戦は零敗。責任感の強い男は「あそこでタイムリーを(打つことを)ベンチが求めて上げてくれたと思う。あそこで内野安打じゃなく、しっかり打っていればまた違った展開になった。ヒットが出たことは良かったけど、そういうところを反省していきたい」と試合に敗れただけに浮かれた様子は一切なかった。

 2月25日のキャンプ中のスライディング練習で左足首を捻挫。3月21日に実戦復帰を果たすと、7試合で打率・263の成績を残して1軍昇格を果たした。野村に期待されるのはチームを勝利に導く一打。「自分は打つ方を期待されて呼ばれていると思う。チームを勝たせていきたいなと思って上がってきているので、何とか自分の一本で勝てればいい」。故障で出遅れたが、取り返すチャンスはまだまだある。野村がこれからチームを勝利に導く打点を積み重ねていく。(東尾 洋樹)

続きを表示

2022年4月6日のニュース