阪神・佐藤輝に愛情エール「楽しんで。4番気負わずやってほしい」母・晶子さん特別手記

[ 2022年4月6日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神4ー0DeNA ( 2022年4月5日    甲子園 )

<神・D>今季1号を放った佐藤輝(撮影・成瀬 徹)
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 待望の今季1号を放った阪神の佐藤輝明内野手の母・晶子さん(49)が5日、スポニチ本紙に特別手記を寄せた。プロ2年目を迎えた息子から感じた成長とは――。親だからこそ知る素顔、そしてさらなる飛躍へ向けた愛情たっぷりのエールを送ってくれた。

 今年の初ホームランを球場で見ることができてとてもうれしかったです。これからも輝らしく、楽しんでやっていってほしいです。

 1年目は前半戦になかなかいい活躍をしてくれて、後半は苦しい時期もあったんですけど、母親としては1年間、大きなけがもなく乗り切れたことが大きいですかね。遠征の長距離移動とかもそんなにしたこともないし、これだけ長い期間試合をしたこともないでしょうしね。体力的に大丈夫かなと思っていました。最後はバテたんでしょうけど、それでもけがをしなかったことが一番です。

 シーズンオフは自宅に帰ってきて一緒に過ごした中で、変わらないなという部分もありましたけど、“ありがとう”とか、そういう感謝の気持ちをすごく言葉に出して伝えるようになっていると感じましたね。以前から言葉に出して言ってくれる子なんですけど、悠(三男)とかにも「ちゃんとありがとうって言わなあかんで~」と言っていたので、おおっと。やっぱり周りの方々に支えていただいてやってきたので、感謝の気持ちを持っているんだなと。私たち両親にでも言葉にして伝えようとしてくれていました。

 年明けには家族5人で淡路島への旅行を計画してくれました。久々に家族5人で過ごせてよかったです。悠も普段はなかなかお兄ちゃんに会えないのですごくうれしそうにしていました。太紀(次男)は年齢も近くて野球をやっていることもあって、佐藤の弟という目で見られているのでプレッシャーもあるのかなという気もしますが、すごく輝も気にかけているんだなと感じるとこもあります。

 輝は帰ってきたらいいお兄ちゃんです。幼い頃から優しい子。あまり思いを表には出さないのでふてぶてしく見えるだけなのにな~と思いながら…。でもプロの世界ですしね。おどおどしているよりはいいですけどね。

 また長いシーズンが始まりましたが、体が資本。好不調の波は絶対にあると思うので、けがだけはしないように気をつけてやってもらえたらと思います。4番はまだ実感が湧かないというか…。2年目、阪神の4番か…。すごいなとは感じますけどね。本人にもそこまで気負わずにやってほしいなと思います。

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