広島商・植松主将「まだまだフライも多い」 22得点も勝って兜の緒を締めよ 守備、走塁面の課題にも言及

[ 2022年3月23日 18:02 ]

第94回選抜高校野球大会第5日第3試合 1回戦   広島商22-7丹生 ( 2022年3月23日    甲子園 )

<広島商・丹生>初回 1死二塁 広島商・植松が中前に先制適時打を放つ(撮影・成瀬 徹)
Photo By スポニチ

 第94回選抜高校野球大会第5日は23日、阪神甲子園球場で1回戦が行われた。第3試合では、20年ぶり22度目の出場となった広島商(広島)が、21世紀枠で出場した丹生(福井)を22-7で破り、春としては20年ぶりに甲子園で校歌を流した。

 先制打を放つなど圧勝劇の立役者の一人となった植松主将だが、表情に緩みはなかった。自らも3安打3打点と打線を引っ張ったものの「自分たちのやってきたことができたとは思うが、走塁に関しても、守備に関しても、課題が残った」と反省の言葉も忘れなかった。

 丹生のエース・井上対策として、チームで変化球の見極めを徹底していた。「狙い球を絞って、全員で打ってくれた。つなぐ気持ちを一人一人大切にやってくれた結果」と22得点の積み重ねには満足げながら、「まだまだフライが多かったので、強いライナーをこの後も意識して打っていきたい」と課題も口にした。

 だが、目標の日本一へは重要な第一歩目。それに関しては「校歌を歌うことが目標で、それが一つ達成できた。この後は優勝を目指して頑張りたい」と少しだけ表情を緩めて、喜んでいた。

続きを表示

2022年3月23日のニュース