ソフトB支配下登録の藤井 鷹の新ドクターK狙う「三振取れる投手。独立Lから復帰した選手として活躍を」

[ 2022年3月23日 05:30 ]

支配下登録され、新背番号をお披露目する藤井(撮影・中村 達也)
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 鷹の新ドクターKは俺だ。ソフトバンクは22日、育成選手の藤井皓哉投手(25)と支配下選手契約を結んだと発表した。背番号は「157」から「48」になり、年俸は650万円(推定)。オンラインで会見が行われ、「ここからがスタート。もう一度気を引き締めたい」と力強く語った。

 おかやま山陽高からドラフト4位で15年に広島に入団するも20年に戦力外となった。昨年は独立リーグの高知でプレーし、5月9日にソフトバンクとの3軍戦で無安打無得点を達成。その投球などが評価され、昨年12月にソフトバンクと育成契約を結んだ。

 練習試合を含む今春の実戦で計6試合に中継ぎ登板し、計8回で6安打4失点15奪三振と好投。持ち味を発揮してチャンスをつかんだ。2度目のNPB挑戦を前に「(活躍すれば)NPBから独立に行った選手の評価も変わる。復帰した選手として活躍したい」と意気込んだ。

 最速152キロの直球とフォークを武器に三振を奪えるのが最大の強みだ。「三振は取れる投手かなと思う」と藤井。この日ペイペイドームで行われた1軍の全体練習ではシート打撃に登板し、中継ぎとしての開幕1軍が決定的だ。

 ◇藤井 皓哉(ふじい・こうや)1996年(平8)7月29日生まれ、岡山県笠岡市出身の25歳。おかやま山陽では遊撃手から投手に転向し、2年秋からエース。3年夏は2回戦で敗退し、甲子園出場はなし。球速150キロを評価され、広島から14年ドラフト4位で指名されて入団。20年までプレーし、通算成績は14試合1勝0敗、防御率7.94。昨年は独立リーグの高知に所属し、先発として活躍した。1メートル83、89キロ。右投げ左打ち。

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