大島 甲子園初勝利ならず、塗木監督「前半に外野にミスが出てしまった」

[ 2022年3月23日 13:49 ]

第94回選抜高校野球大会第5日第2試合 1回戦   大島0―8明秀日立 ( 2022年3月23日    甲子園 )

<明秀日立・大島>大島の先発・大野(撮影・平嶋 理子)
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 第94回選抜高校野球大会第5日は23日、阪神甲子園球場で1回戦が行われた。第2試合では、8年ぶり2回目出場の大島(鹿児島)が8―0で4年ぶり2回目出場の明秀日立(茨城)に敗れ、甲子園初勝利はならなかった。

 2014年に21世紀枠で初出場、昨秋の九州大会準優勝し、念願の一般選考での出場を果たした奄美大島の県立校は、聖地で初勝利をつかむことはできなかった。

 エース左腕・大野稼頭央(3年)が3回に3安打と2四球に守備のミスも出て3失点。3回にも守備の乱れで1点を失い、4回にも4点を失った。5回以降は立ち直ったが、打線は相手投手陣の前に沈黙。8点を追う9回に1死満塁の好機をつくったが、最後は武田が遊ゴロ併殺打に倒れた。

 試合後、塗木哲哉監督(54)は「前半に外野の選手たちがボールが見にくいという状況があって、記録は安打ですが、ミスが出てしまった。チーム全体がこれで浮足立ってしまった。大野は前半の苦しい状況の中で、きちっと投げてくれて全体としてはよかった。攻撃は併殺が多かった。好機で1点を取ることができるのが強いチームだと思います」と振り返った。

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