市和歌山 1点差逃げ切り2年連続初戦突破!半田監督「エース米田が最後まで投げ切ってきれた」

[ 2022年3月23日 11:16 ]

第94回選抜高校野球大会第5日第1試合 1回戦   市和歌山5―4花巻東 ( 2022年3月23日    甲子園 )

<市和歌山・花巻東>3回1死二、三塁、花巻東・万谷の暴投で市和歌山の三塁走者・白木が勝ち越しの生還(撮影・井垣 忠夫)
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 第94回選抜高校野球大会第5日は23日、阪神甲子園球場で1回戦が行われた。第1試合では、2年連続8回目出場の市和歌山(和歌山)が5―4で4年ぶり4回目出場の花巻東(岩手)に勝利し、2年連続で初戦突破を果たした。

 1点を追う2回1死三塁から田島の右犠飛で同点。3回1死二、三塁からは相手暴投で勝ち越し、さらに堀畑の二塁適時内野安打、寺田の右前打で2点を加点。6回1死三塁からは田島の中前適時打で1点を加えた。

 投げては今秋ドラフト候補の今大会最速149キロ右腕・米田天翼(つばさ=3年)が初回に1失点したものの、2回以降は140キロ台の直球に変化球を織り交ぜ無死点に抑え続け、9回に1点差に詰め寄られたもののリードを守り切った。

 試合後、半田真一監督(41)は「最終回、花巻東さんは素晴らしい粘りだったんですが、米田がエースということで最後まで投げ切ってきれた。強力打線なので持ち味の直球中心に、かわさずに勝負していきなさいとアドバイスしました。初回はよく1失点で切り抜けた」と振り返り、打線については「選手たちがコンパクトにしっかりミートを心掛けて、つないでくれた。センター中心に低い打球を打ち返していこうということで徹底してくれた。5点目が大きかった」と話した。1点差に迫られた9回は「早く終わらそうとしなくていいので、1アウト1アウトとっていくように」と伝えたと言い、2回戦に向け「ここまで支えてきてくれた皆さんがいらっしゃいますので、そういう方々に恩返しできるように全力で戦いたい」と話した。

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