西武・松井ヘッド “名前由来”大島の「稼頭央君」にエール 「気になる。最後まで追いかけたい」

[ 2022年3月23日 13:50 ]

大島のエース・大野稼頭央(撮影・井垣 忠夫)
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 センバツ高校野球は23日、大島(鹿児島)が明秀日立(茨城)に0-8で敗れた。大島のエース大野稼頭央投手は8回10安打8失点だった。最速146キロ左腕の名前は、西武・松井稼頭央(現ヘッドコーチ)の大ファンだった父・裕基さんが名付けた。名前の由来となった松井コーチが「稼頭央君」にエールを送った。

 松井ヘッドコーチが初めて「大野稼頭央」の名前を知ったのは、昨秋のキャンプ中だった。「お父様が自分のファンだということで名前を付けたと知ったときは正直うれしかったです」と言う。その後は新聞やインターネットで活躍を気にするようになった。投手、中堅、1番をこなす姿に「どこでも守れる身体能力の高い子なんだなと思っていました。甲子園に出ると知って、テレビで見られることを楽しみにしていた」と気にかけていた。

 PL学園で出場した松井ヘッドにとっても甲子園は聖地。自身の苦しかった練習と大野を重ねた。過去に何度か投球動画は見たことがあるが「試合となれば、打つ、投げる、走るとすべて見られる」と楽しみにしていた。

 難しい漢字を使う「稼頭央」の名前。名付けた裕基さんに「めっちゃうれしいです。ファンだったお父様が息子さんに名前を付けてくださって」とメッセージ。「同じ名前はインパクトがあるし、気になる。プロ野球という目標を持ってやると思うので、最後まで追いかけたいと思います」と約束した。

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