阪神・近本 開幕ダッシュにはこだわらない「結局は最後に優勝しないと意味がない」

[ 2022年3月23日 05:30 ]

広田神社で必勝祈願を行った近本光司(代表撮影)
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 阪神の近本が“開幕ダッシュ”にこだわらない考えを明かした。スロースタートからでも堂々の成績を残した過去2年を踏まえ、泰然自若を強調した。

 「スイッチを入れてもあまりよくない。開幕が悪くても、もう慣れている。結局は最後に優勝しないと意味がないですし、そのために考えながらやっていきたい。体の状態はそんな不安はない。(状態が)いいとしても、それがいい結果につながるかどうかは分からない」

 選手会長として恒例の広田神社(西宮市)参拝に参加し、全体練習も再開。開幕が近づく緊張や不安はみじんも感じられなかった。むしろ達観の境地に近い。

 セ5球団との対戦が一巡する開幕5カードを見れば、20年は打率・185。21年も同・190。たとえ出遅れても、終わってみればレギュラーにふさわしい数字を残した。開幕戦で当たるヤクルト・小川には昨季12打数5安打(打率・417)の好相性。京セラドームでの開幕はプロ初安打を記録した3年前と同じ。自然体が逆に好発進を生むかもしれない。(長谷川 凡記)

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2022年3月23日のニュース