天理 星稜・マーガードのカットボールに四苦八苦 12年以来の初戦敗退、中村監督もお手上げ

[ 2022年3月23日 05:30 ]

第94回選抜高校野球大会 1回戦   天理4-5星稜 ( 2022年3月22日    甲子園 )

<天理・星稜>延長11回で敗れた天理ナイン(撮影・成瀬 徹) 
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 2度追いついたが、追い越すことはできなかった。昨年選抜4強の天理は12年以来となる初戦敗退。星稜のエース右腕・マーガードが投じたカットボールに四苦八苦し、中村良二監督は脱帽した。

 「ストレートの感じで(球が)来ると選手も言っていた。これだけ打たせてもらえないのは新チームになってなかったです」

 7回までわずか2安打。8回に重舛春樹の2点二塁打で追いつき、延長10回にも4番の内藤大翔が同点打を放って意地を見せたが、最後は星稜のサインプレーに虚を突かれた。

 大会前に練習試合を数試合しか実施できず、準備不足は否めなかった。だが、指揮官は「あと一本が出なかったのは力の差。僕も野球の勉強をしなければいけない」と言い訳にはしなかった。元Jリーガーの就行さんを父に持つ内藤は「カットボールは今まで見たことのない軌道だった。打ち返せるような練習をしていきます」と再出発を誓った。 (北野 将市)

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2022年3月23日のニュース