日本ハム・新庄監督 開幕投手を新人に任せた理由 「誰にでもチャンス」格好のメッセージに

[ 2022年3月23日 12:16 ]

日本ハム・北山
Photo By スポニチ

 日本ハムの新庄剛志監督(50)が23日、自身のインスタグラムで25日ソフトバンク戦の開幕投手を発表した。

 新庄政権1年目で注目の大役には、ドラフト8位の北山亘基投手(22=京産大)を抜てきした。今季オープン戦は主に中継ぎ、抑えとして5試合に登板。最速156キロの直球を軸に計6回3安打無失点と猛アピールを続けてきた右腕に指揮官は「あるね」と、開幕守護神を示唆していたが、まさかの開幕投手とするサプライズとなった。

 チームへのメッセージでもある。新庄監督は就任から全選手にチャンスがあると訴え続け「1、2軍とつけたくない。ビッグ組とボス組とつける」と意識付けから徹底。キャンプでは初日から2軍のボス組視察を重ねてきた。3年連続5位からの巻き返しへ、チーム内の全戦力の総動員が不可欠。新人の大役は、チーム全体へ「誰にでもチャンスがある」という格好のメッセージにもなった。

 かねて、開幕投手について指揮官は「いい投手を3、4番手に持っていったら、相手の投手は3、4番手。勝ちをもらえる」とエースは開幕に投入せず、温存する持論を明かしていた。その上で「(相手が)いい投手の時は、全力で全員がつぶしにいけば勝ちを取れる。俺はそっちの考えかな」と話していた。チーム一丸となって新人右腕を援護し、敵地で開幕勝利を狙う。

続きを表示

2022年3月23日のニュース