21世紀枠候補に選出の大分舞鶴 強豪校との大熱戦で芽生えた自信

[ 2021年12月10日 19:48 ]

指揮官の話に耳を傾ける大分舞鶴ナイン
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 日本高野連は10日、第94回選抜高校野球大会(来年3月18日から13日間、甲子園)の21世紀枠候補9校を発表した。九州地区は大分の大分舞鶴が選出された。

 練習前に選手を集めた大分舞鶴の河室聖司監督は「君たちの頑張りはもちろん、今までの舞鶴高校に携わった方々のおかげでここまで来ている。肝に銘じながら今まで通りコツコツと気を緩めることなくやっていこう!」と選手に呼びかけた。4番を打つ甲斐京司朗主将(2年)は「推薦校に選ばれた自覚を常に持って恥じないようにやっていきたい」と話した。

 昨夏の独自大会、今夏の県大会と準優勝。今秋の県大会では決勝で明豊と対戦し、9―10で敗れた。続く九州大会では1回戦で大島と対戦。激しい雨が降り続ける中で延長10回4―4で引き分け。再試合は2―3で敗れた。2戦とも相手先発は来秋のドラフト候補にも挙がる大野だった。甲斐は「雨で気温が低い中で再試合まで持って行けた自信の方が大きい」と話した。再試合では大野から3安打を放った3番の都甲陽希(2年)は「いい投手を打てたことで自信になった」と話した。

 九州大会の会場の鹿児島は初戦の3日前に乗り込み、大会の3日前、2日前と全国模試を受けるなど文武両道の大分舞鶴。来年1月の吉報を待ち学業と練習に励む。

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2021年12月10日のニュース