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巨人 前オリックスの最速152キロ右腕、鈴木優を調査 都立の星獲得へ

[ 2021年12月10日 05:31 ]

20年、都立高から直接プロ入りした投手で初の白星を挙げた鈴木優
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 巨人が、オリックスから自由契約となった鈴木優投手(24)を育成選手として獲得調査していることが9日、分かった。プロ野球史上3人しかいない都立高から直接プロ入りした「都立の星」を近未来の戦力と見込んで白羽の矢を立てる。

 鈴木は都雪谷から14年ドラフト9位でオリックスに入団。20年7月1日の西武戦で、都立高から直接プロ入りした投手では史上初の白星を挙げ「6年かかったけど1勝できた。記念球は両親に贈りたい」と目を潤ませていた。今季は全て救援で11試合の登板で防御率9・00に終わり、戦力外通告を受けたが、24歳と若く伸びしろは十分。最速152キロを誇り、ツーシームと縦のスライダーを低めに集める投球術が武器の右腕は、変化球を駆使する投手の多いセにマッチする可能性はある。

 巨人は「発掘と育成」をテーマに10月のドラフト会議で2年連続2桁となる育成10選手を獲得した。今季は12球団最多の育成7選手を支配下登録してチームを活性化。19年に楽天を戦力外となり育成契約で獲得した八百板もその一人で9月15日のDeNA戦ではプロ初の適時打を放つなどして勝利に貢献した。

 一方で今オフは右肘のクリーニング手術を受けた田中豊を含めた12選手を育成再契約を見込んで自由契約とした。三菱パワーから20年ドラフト4位で入団し、チーム唯一の都立高出身(都小山台)の伊藤優も、故障のため来季は育成選手となる。競争は激しいが、東京を本拠とするチームで「都立の星」が輝くことを期待している。

 《巨人・伊藤優は都小山台出身》都立高の選手が大学、社会人を経ずにドラフト指名されたのは02年巨人8巡目の横川雄介(都日野=捕手)、05年中日4巡目の高江洲拓哉(都府中工=投手)、14年9位の鈴木優(都雪谷=投手)と3人。なお、巨人の現役選手では都立小山台出身で中大、三菱パワーを経て昨年ドラフト4位で入団した伊藤優輔(投手)が在籍している。

 ◇鈴木 優(すずき・ゆう)1997年(平9)2月5日生まれ、東京都出身の24歳。都雪谷では1年秋からエース。3年夏に東東京大会8強入りし、「都立の星」として注目を浴びた。14年ドラフト9位でオリックス入団。昨季7月1日の西武戦でプロ初勝利を挙げた。通算成績は27試合で1勝3敗1セーブ、防御率7.91。10月5日に戦力外通告。1メートル81、83キロ。右投げ右打ち。

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