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阪神・高橋 開幕ローテ諦めん!11月左肘手術も「最初からチームの力になれるようなシーズンに」

[ 2021年12月10日 05:30 ]

契約更改を終え、会見する阪神・高橋
Photo By 代表撮影

 阪神・高橋遥人投手(26)が9日に西宮市内の球団事務所で交渉し、300万円増の年俸3200万円で契約を更改した。11月中旬の左肘手術で間に合わせるのが難しいとみられていた開幕時からの先発ローテーション入りに意欲を示し、キャリア初のシーズン完走を誓った。

 「みんなが疲労している中、長いイニングを投げられたのは良かったと思うんですが、ちょっとしか投げていないので。それぐらいしなきゃ…」

 2戦連続完封など終盤に見せた快投より、初登板が9月にズレ込んだ“負い目”の方が胸中には大きく残る。4年目の今季も7試合の登板に終わり、4勝2敗、防御率1.65。巨人・菅野や中日・大野雄というエース級に投げ勝っても、「全然疲労してない僕が胸張って言えることでもない」と首を振った。短期間で残した数字が出色なだけに、1年間通して投げられれば…の期待が膨らむ。そんなもどかしさは本人が一番抱えている。

 「(来年は)1年間1軍でローテーションで回る。まだ開幕に間に合うかどうかは分からないですけど、上がったら、絶対最後まで投げきる。最初からチームの力になれるシーズンにしたい」

 切なる願いだ。最終盤も不調だった左肘にメスを入れて不安は取り除いた。いまはリハビリ途上。約3カ月半先に控える来季開幕からの参戦も「できればそうですけど、相談です。投げたいです。でも、相談します」と可能性を捨てていない。

 1年目から毎年、何らかの故障に疾走を邪魔されてきた。反省を生かし、今オフは重量に固執するのではなく、投球フォームに近い動きを取り入れた筋力強化に着手。「規定投球回目指したいですけど、(一番は)ケガをしないというところ」。1年を戦い抜ける体をつくり、号砲からゴールまで、マウンドに立ち続ける。(遠藤 礼)

 【高橋の“出遅れ”アラカルト】

 ★18年 入団前の体力測定で左肩の筋力がやや弱いことが判明。4月11日の広島戦でプロ初登板勝利を飾り、左肩の状態不良で6月10日のロッテ戦を最後に戦線離脱。

 ★19年 故障からの回復が遅れたことで1軍初登板は5月5日DeNA戦にずれ込んだ。以降は先発ローテを守り、自己最多の109回2/3を投げて3勝9敗。

 ★20年 新型コロナの影響で開幕延期。4月の自主練習期間に左肩の違和感を訴え、5月から2軍で調整。6月19日の開幕に間に合わず、1軍初登板は8月6日の巨人戦。

 ★21年 春季キャンプ中の2月16日、楽天との練習試合で右脇腹に違和感。上肢のコンディション不良にも悩まされ、リハビリが長期化。1軍初登板は9月9日のヤクルト戦。

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