阪神 ソフトB戦力外の渡辺と育成契約「左バッターをしっかり抑えていくところをアピールしていきたい」

[ 2021年12月10日 05:30 ]

入団会見でガッツポーズを決める渡辺
Photo By 代表撮影

 阪神は9日、ソフトバンクを戦力外になった渡辺雄大投手(30)の獲得を発表した。年俸450万円で育成契約。背番号128に決まった。西宮市内の球団事務所で会見し、「左バッターをしっかり抑えていくところをアピールしていきたい。一日も早く支配下登録を勝ち取って、1軍のリーグ優勝、日本一になるための1ピースとなれるように頑張りたい」と意気込んだ。

 1メートル85の長身左腕で横手からの独特の投球フォームが特徴だ。最速143キロながら曲がり幅の大きいスライダーを武器とする。今季初登板だった8月29日のオリックス戦では5回2死一、三塁で登板して青学大の後輩でもある吉田正を遊ゴロに抑え、「自分の球をしっかり投げられれば、アウトが取れる」と自信はある。

 嶌村聡球団本部長も「横から投げる左投手。うちには足りないピース」と期待を寄せた。26歳でプロ入りした苦労人。再び支配下を勝ち取り、新天地でのブレークへ決意を新たにした。

 ◇渡辺 雄大(わたなべ・ゆうた)1991年(平3)9月19日生まれ、新潟県出身の30歳。中越では3年春に北信越大会準優勝。青学大、BC・新潟を経て2017年育成ドラフト6位でソフトバンク入団。20年8月に支配下登録。通算9試合0勝0敗、防御率3・18。1メートル85、84キロ。左投げ左打ち。

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