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新庄ビッグボス なぜ三塁コーチャーに立つのか?常識にとらわれない野球論と求める原点

[ 2021年11月20日 15:15 ]

日本ハム・新庄監督
Photo By スポニチ

 日本ハムの「ビッグボス」こと新庄剛志監督(49)が20日、千葉・鎌ケ谷の2軍施設で秋季練習を初視察した。

 この日、コーチ陣と顔を合わせ「今後どういうチームにしていくかということ」を確認した新庄監督。そして“日替わりコーチプラン”“三塁コーチャー俺”などの常識にとらわれない野球論を語る中で「あのね。僕、センターから見ていた。こないだも言ったけど、センターから何十年も見た野球というのは物凄く分かるんですけど、ベンチからの野球を…。例えば、キャッチャーが構えて、センターから見ているとキャッチャーミット1個半分ずれたのが分かるから『このコースだったらこっちに切る』とか『このコースに構えているからシュートだろう』とか分かるんだけど、ベンチからの角度だと分からないから、センターの方にセンターの方にいきたいんですよ。だから、サードコーチャーに立って。確かめですかね。うん。それで戻ってアドバイスを変えるとかね。そういう意味でも立ちたい。ただ、サインを覚えられるかな。オレ。出したはいいがオレが間違っていたら。選手が間違えるよりそれが怖いかな。キャンプ中もトイレの前に貼って、書いておきますよ。バントとかスクイズとかどこタッチとか」と自身が現役時代にセンターから感じた、見えた野球を熱く語りながらも、しっかりとオチをつけて報道陣を笑わせた。

 過去の例では、今月12日に亡くなった古葉さんが立ったこともあるが「全然知らない。昔はタイガースで伊原さんが三塁コーチやっててね。あの方は素晴らしいですよ。ほんとに。俺が一塁ランナーで、伊原さんが一塁コーチだったかな。ピッチャーがセットポジションに入るだろ。構えた時に背番号18が19になったらゴー、とか言うんだ。どういうこと?どういうこと?『だから癖が出てるんだよ』と。『こうなると、8のここがなくなるんだ』と。あとガルベス。『よく見とけよ。あいつの舌を。あいつは真っすぐを投げる時にベロ出して投げるから』と。まじかっ!て。俺はベロが気になって全然打てないんだ。大変でしたよ。だから伊原さんに『僕の場合は、教えないでくださいって。ベロが気になるんです』って」と阪神時代に伊原コーチから受けた衝撃のエピソードを披露。そして、自身とともに「プロ野球を変えていこう」と誓ったコーチ陣たちも「だから、それぐらい研究熱心で、選手、チームのことを考えるということ。そういうコーチになってほしいな、って。なってほしい」と真剣な表情で願った。

 新庄監督は最後にさまざまな道具や機器の進化で変わり続ける野球界に対して「今までの経験で、プラスになるものはプラスにしたいし。すごかったですあの時は。あの時は、機械的にはたいしてそんなにいい機械はなかった。だから目で見てノートに書くという。素晴らしい物はいっぱいあるだろうけど、でも、素晴らしい物があるから、向こうもそれをバレないように、素晴らしい考えでやるというふうに工夫していると思うんだけど、俺は、そういうのは面白くない。面白くなくないですか。ポン、と真っすぐかカーブかなんかで、堂々と、あの白いボールがきたのを打って、楽しく走っての点取りゲームの方が僕は好きなんで」と自身の考える野球の原点を大事にしながら戦っていくことを誓った。

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