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オリックス・中嶋監督 日本S“前哨戦”で先制パンチ!「予告先発はしないの?うちは、やるよ。山本よ」

[ 2021年11月20日 05:30 ]

監督会議でファイティングポーズを決めるオリックス・中嶋聡監督(左)とヤクルト・高津臣吾監督
Photo By 代表撮影

 前哨戦から中嶋マジックがサク裂だ。20日に京セラドーム大阪で開幕する「SMBC日本シリーズ2021」を前に、オリックス・中嶋聡監督(52)が“先制口撃”をかけた。ヤクルト・高津臣吾監督(52)との監督会議で予告先発はしないことが決まったが、初戦は山本由伸投手(23)と公言。異例の“予告先発”で揺さぶりを掛けた。25年ぶりの日本一へ、指揮官が本気だ。

 戦いは始まっていた。20日のヤクルトとの日本シリーズ初戦を控え、中嶋監督が先手を取った。午後3時から行われた高津監督との監督会議。ルール説明や予告先発はしないことなど一連の取り決めが確認された終了間際、指揮官が、おもむろに口を開いた。

 「予告先発はしないの?こっちは、してもいいんだけど」

 事前会議で、中嶋監督は予告先発を希望し、高津監督は予告なしを選択。この時点で、予告先発なしが優先され適用された。17年のソフトバンク―DeNA戦以来4年ぶりとなったが、中嶋監督は隠さない。帰途に就く地下駐車場で取材に対応。ヤクルト側の選択に「いや別に」と、さらりと答えてから、「うちは、やるよ」と異例の予告先発をした。

 「別に片っぽが、やってもいいでしょ?山本よ。万全にいってくれたらいい、それだけです。その次からは気が向いたら言うわ」

 絶対エースへの信頼の証だ。今季は先発投手の主要タイトル4部門を独占し、完封を含めた「投手5冠」を達成。ロッテとのCSファイナルS初戦でも無四球完封勝ちでスイープ突破を引き寄せた。球団新記録の15連勝でレギュラーシーズンを締め、CSと合わせて16連勝中。起点が5月28日のヤクルト戦となれば、これ以上ふさわしい投手はいない。

 大役を託された山本は約20球のブルペン投球で最終調整を完了。短期決戦で主導権を奪う役割にも期待がかかる。「山田さんや村上君と、長打がある打者がいる。対戦を楽しみながら思い切り投げたい」と意気込んだ。

 ヤクルトとの前回95年の日本シリーズでは1勝4敗で散った。当時、正捕手として挑んだ中嶋監督は「そりゃ悔しい。優勝するだけの力があったけど、あっという間に終わった」と振り返り、「今さら変わったことはできないし、挑戦者としてやりたい」。四半世紀が過ぎ、雪辱の時が来た。(湯澤 涼)

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