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ソフトB・王会長 秋季C若鷹に愛のゲキ「結果出さないと来年もファーム」ミス連発に81歳が6分間熱弁

[ 2021年11月20日 05:30 ]

シート打撃後に選手をベンチに集めて、身ぶり手ぶりを交えて実戦の重要性を説いたソフトバンク・王貞治球団会長兼特別チームアドバイザー
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 実戦で結果を出してこそプロ――。ソフトバンクの王貞治球団会長兼特別チームアドバイザー(81)が19日、秋季宮崎キャンプで若手選手に活を入れた。オール直球の設定でシート打撃を行ったが、打者の打ち損じが続出。練習後に約6分間の熱弁を振るい、実戦での心構えや結果にこだわるプロとしての姿勢を求めた。

 オール直球の設定で行ったシート打撃。若手中心の打者13人は球種が分かっているというのに打ち損じが相次いだ。無死一塁でのエンドランで空振りする打者、フライを打ち上げる打者…。見逃してしまう論外のケースもあった。犠飛などが求められた1死三塁の場面では進塁打が打てない。今秋から新たに特別チームアドバイザーの肩書が付いた王会長は黙っていられなかった。

 「一年中、打撃のことを考えるのがバッターだ。俺たちは試合用のバッティングで生きている。練習とは準備で、試合は勝負。練習で良くても給料はちっとも上がらない。結果を出さないと来年もファーム。自分で意識して考えなさい!」

 約6分間、身ぶり手ぶりを交えて直立不動の野手陣に奮起を促した。

 王会長は今季4位と低迷した理由を「投手は制球良く、打者はバットの芯で打つ。その基本がずれていた」と考えている。「原点に戻って成功の可能性を高くしたい」と今秋キャンプで指導にあたっている。初日の4日から精力的に動き、前日18日から2度目の宮崎入り。この日が視察最終日で、若鷹に熱いメッセージを送った。

 シート打撃では昨秋ドラフト1位の井上が走者なしで中前打を放ち、来季さらなるブレークが期待されるリチャードが1死三塁で左線二塁打するなど収穫もあったが、まだまだ物足りない。「自分から“こうしなさい”と言うのは好きじゃない。彼らからもっと問いかけてほしい。窓口を開けているので、叩いてほしい」と積極的な姿勢も求めた。

 来季の巻き返しを期すチームの課題は若返りだ。王会長は1軍で通用する若手が一人でも多く現れることを期待しながら宮崎を後にした。(井上 満夫)

 《大谷快挙に歓喜》王会長がエンゼルス大谷のア・リーグMVP獲得を喜んだ。「まさか満票とはね。アメリカってのはホームランの国ですから」と46本塁打を放った打棒を称えた。さらに投手として9勝を挙げた二刀流の活躍にも触れ「(18年に2桁勝利、2桁本塁打をマークした)ベーブ・ルースも喜んでいるだろうと思います。本当に価値のあるMVP」と絶賛していた。

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