阪神・才木「投げられてやっぱ野球は楽しいなって」トミージョン手術明けの右腕と一問一答

[ 2021年11月20日 10:15 ]

<阪神秋季練習>シート打撃に登板した才木(撮影・坂田 高浩)
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 昨年11月に右肘のトミージョン手術を受けた阪神の才木浩人投手(23)が19日、甲子園でシート打撃に登板した。打者6人に1安打1四球無失点。以下は、順調にステップを踏む右腕の登板後の一問一答。

 ――シート登板
 「この前はBP(バッティングピッチャー)の感じだったので、打者と真剣勝負をするのは術後初めてだったんですけど、でもまずはちゃんとバッター相手に投げられたというのは、一番収穫かなという感じですね。今年はとりあえず対打者に投げられるところまで行けたらいいなという目標があったので、そこをまず達成できたのは本当に良かったかなというところですね。ボールに関してはもうちょっと本当に久々の実戦だったので、実戦の間隔をもうちょっと戻していけたらいいかなという感じです」

 ――登板にあたっての課題は
 「あんまり深く考えすぎずというか、基本的に真っ直ぐとか、追い込んだらフォークとかという感じの投げ方でいけて。打者の反応とかを見られたのでいいかなと思っていたので、そういう感じに投げられたかなという感じはあるので、良かったかなと」

 ――今後はどう詰めていく
 「今日投げて、打者とかコーチとかに意見をしていただいたので、そういうのをいろいろ自分の中でまとめて、何かもうちょっと実戦の感覚を詰めていかないといけないなというところはあるので。その辺の感じを今後、来年に向けて詰めていけたらなという感じですね」

 ――甲子園に行く前は矢野監督とキャッチボール。何か言われたことは
 「そんな別に深いやり取りはないですけど(笑)。矢野さんが監督でいる間に自分も全然、貢献できていないので一軍に上がって優勝に貢献できるように、自分もできたらいいかなというのはあるので、その辺は来年に向けて準備というか、しっかりしていけたらいいなという感じです」

 ――痛みもなく投げられてることは精神的にもいい
 「最高っす。いや今日は楽しかったです。実際に一番は投げられてやっぱ野球は楽しいなって感じでした」

 ――トミー・ジョンからかなり順調にきている
 「そうですね、まあ1年…順調ですね。結構、球団内外でいろんなトレーナーさんや理学療法士の方とか、いろんな方に去年からずっとお世話になったり自分も勉強させてもらっているので、そういう人たちの実力というか、やってもらった結果が今の自分の状態なので、そこは本当に感謝というか、やっぱり野球でしか恩返しはできないかなと思っているので。本当にそこはありがたいなという感じは今の状態としてはありますね」

 ――去年は(藤川)球児さんから器具も借りた。アドバイスや話をもらったり
 「球児さん的には焦らずというか本当に球児さんも投げてちょっと焦ってしまったみたいなことがあったらしく、なんかちょっとまた試合で投げ始めてから肘も痛くなったりということをご自身もおっしゃっていたので。そういう自分の体験からアドバイスをいただけるので。そこはすごく嬉しいなと思いますし、実際に復帰した後の話とかもよく聞かせてくださるので、本当に参考になるというか、自分とこう照らし合わせてみて、自分も今、球児さんみたいな状態だったらこういう感じにしてみようという参考例があるので、そこはすごくありがたいというのはあります」

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2021年11月20日のニュース