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メジャー各球団がマイナー選手の住宅費を全額負担へ 来季からの待遇改善に着手

[ 2021年10月18日 14:16 ]

ホテルの駐車場で食事をとるメッツのマイナーチームの選手(AP)
Photo By AP

 大リーグ各球団のオーナーが、マイナーリーグに所属する選手のために家賃の全額補助、もしくは選手用の住宅を球団側が提供することで合意。AP通信やスポーツ専門局のESPNなどが報じているもので、2022年シーズンから“住環境”の改善に向けた取り組みが本格的に始まる運びになった。

 AP通信によれば、マイナー選手の一部の年収は米国での貧困ラインとされる1万2880ドル(約147万円)に届いておらず、スクールバスの中で生活する選手もいたほど。ロードゲームでは宿泊費はチーム側の経費となっていたが、ホームゲームでは自腹で支払う住宅費が必要となっていた。

 今季のサラリー(週給)は1Aが290ドルから500ドル、2Aが350ドルから600ドル、3Aが502ドルから700ドルに上がり、リーグのレベルと遠征の頻度に応じて全体では38%から72%アップしていたが、支払われるのはシーズン期間中の7カ月間のみ。今季の平均年俸が417万ドル(約4億8000万円)に達しているメジャーとの“賃金格差”が浮き彫りになっていた。

 メッツとフィリーズ傘下のマイナー選手は、待遇改善を求めて前週に抗議行動を行ったほど。テキサス州ヒューストンに本拠を置くアストロズだけは、傘下のマイナーチームに所属する選手に家具付きのアパートを無償で提供していたが、それ以外のチームは“選手任せ”の対応が続いていただけに、各球団に改善を求める声が噴出していた。

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